こんにちは、編集部の恵方巻子(えほう まきこ)です。
花粉症歴10年以上の私ですが、未だにドラッグストアの花粉症コーナーで迷います。種類が多すぎるんですよね。「アレグラ」「クラリチン」「アレジオン」…名前は聞いたことあるけど、結局どれがいいの?って。
この記事では、主要な第二世代抗ヒスタミン薬5種を「眠気」「即効性」「持続時間」の3つの軸で比較しています。薬選びの参考にしてみてください。
第一世代と第二世代、何が違うの?
花粉症の飲み薬は大きく2つの世代に分かれています。
第一世代(クロルフェニラミンなど)は効果が強い反面、脳に届きやすくて強い眠気を引き起こします。現在のガイドラインでは花粉症治療の第一選択としては推奨されていません。
第二世代(フェキソフェナジン、ロラタジンなど)は眠気が少なくて、1日1〜2回の服用で済みます。今の市販薬はほとんどこちら。
迷ったらとりあえず第二世代を選んでおけば、大きく外すことはありません。
第二世代抗ヒスタミン薬5種の比較
市販で手に入る主要5成分を比較しました。
| 成分名 | 代表的な商品名 | 1日の服用回数 | 眠気の出にくさ | 効果の強さ | 即効性 |
|---|---|---|---|---|---|
| フェキソフェナジン | アレグラFX | 2回 | ◎ | △〜○ | ○ |
| ロラタジン | クラリチンEX | 1回 | ◎ | ○ | △ |
| セチリジン | ストナリニZ | 1回 | ○ | ◎ | ○ |
| エピナスチン | アレジオン20 | 1回 | ◎ | ○ | ○ |
| ベポタスチン | タリオンAR | 2回 | ○ | ○〜◎ | ◎ |
※眠気・効果の評価は添付文書の記載や臨床試験データに基づく一般的な傾向です。個人差があります。
個人的には、まず眠気の列を見てから効果の列を見るのがおすすめです。仕事中にウトウトして「花粉症の薬のせいで…」なんて言い訳、できればしたくないので。

眠気が出にくい薬はどれ?
眠気をできるだけ避けたいなら、選択肢は3つに絞れます。
- フェキソフェナジン(アレグラFX):添付文書上の眠気リスクが最も低く、自動車運転の制限もなし。眠気を最も避けたい方の第一候補です
- ロラタジン(クラリチンEX):同じく運転制限なし。1日1回で済む手軽さも魅力
- エピナスチン(アレジオン20):運転時の注意書きはありますが、実際の眠気発生率は低めです
セチリジンとベポタスチンは効果が強い分、眠気も出やすい傾向があります。「多少眠くなってもいいから、しっかり効いてほしい」という方向け。
(ちなみに私はアレグラ派です。効きはマイルドですが、仕事中に眠くならないのが一番助かる)
症状の重さで選ぶ
花粉症の症状は人によって全然違います。自分がどの段階にいるかで、選ぶべき薬も変わってきます。
軽症(くしゃみ・鼻水が1日数回くらい)
フェキソフェナジンかロラタジンで十分です。眠気もほぼなく、日常生活への影響も最小限。
中等症(くしゃみ・鼻水が頻繁で、鼻づまりもある)
セチリジンやベポタスチンなど、やや効果の強い薬を試してみてください。内服薬だけで足りないときは、点鼻ステロイド薬(ナザールαARなど)の併用も効果的です。
重症(日常生活に支障が出ている)
市販薬だけでコントロールするのは正直厳しい段階です。耳鼻咽喉科を受診して、処方薬への切り替えを相談してみてください。舌下免疫療法のような根本治療の選択肢もあります。

内服薬と点鼻薬、どう使い分ける?
内服薬は全身のアレルギー反応を抑えてくれます。くしゃみ・鼻水・目のかゆみなど広い範囲に効きますが、鼻づまりへの効果はやや弱め。
一方、点鼻薬は鼻に直接噴霧するので、鼻づまりへの即効性があります。特にステロイド系点鼻薬(ナザールαAR、フルナーゼ点鼻薬など)はガイドラインでも推奨されていて、内服薬との併用もOKです。
鼻づまりがつらい方は、内服薬+点鼻ステロイド薬の組み合わせを試してみてください。
ただし、血管収縮剤入りの点鼻薬(ナファゾリン含有のものなど)は要注意。連用すると症状が悪化する「薬剤性鼻炎」を起こすことがあるため、1週間以上の連続使用は避けましょう。
(まあ、花粉症の季節に間を空けるなんて普通はムリなんですけどね…。だからこそステロイド系を最初から選ぶのが正解です)
よくある質問
Q. 花粉症の薬はいつから飲み始めるのがいい?
花粉が飛び始める1〜2週間前から飲み始めると、症状のピークを抑えやすくなります。これを「初期療法」といいます。スギ花粉なら1月下旬〜2月上旬が目安。
(私はだいたい毎年出遅れます。すでに症状が出ていても、今日から始めて大丈夫ですよ)
Q. 市販の花粉症薬と処方薬、成分は同じなの?
多くの第二世代抗ヒスタミン薬はスイッチOTCとして市販されていて、処方薬と同じ成分が入っています。ただし、1錠あたりの含有量や1日の上限用量が異なる場合も。たとえばアレグラFXは処方薬と同じフェキソフェナジン60mg、アレジオン20も1回20mgで処方薬と同じ用量です。詳しい用法は商品によって違うので、気になったら薬剤師さんに聞いてみてください。
Q. 2種類の花粉症薬を同時に飲んでもいい?
同じタイプの抗ヒスタミン薬を2種類飲むのはおすすめしません。副作用のリスクが高まるだけで、効果はあまり変わらないからです。内服の抗ヒスタミン薬を1種類+点鼻薬や目薬、という組み合わせが合理的です。
Q. 市販薬が効かないと感じたらどうすればいい?
1〜2週間飲んでも改善しない場合は、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。処方薬にはもっと強力な選択肢がありますし、抗ヒスタミン薬以外の薬(ロイコトリエン拮抗薬など)を組み合わせることもできます。
まとめ
花粉症の市販薬選びで大切なのは「眠気と効果のバランス」と「症状の重さ」の2点です。
- 眠気を絶対に避けたいなら、フェキソフェナジンかロラタジン
- しっかり効いてほしいなら、セチリジンかベポタスチン
- 鼻づまりには内服薬+点鼻ステロイド薬(ナザールαARなど)の併用
- 市販薬で足りないと感じたら、迷わず耳鼻咽喉科へ
薬との相性は本当に人それぞれです。まずは1種類を1〜2週間しっかり試して、自分に合うものを見つけてみてください。
花粉症シーズン、一緒に乗り越えましょう。巻子でした。

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